2021-02-27 Sat
都市部にあって敷地から飛び出るような大樹は、「葉が落ちる厄介者」と思われることも多く、
緑好きな者としては悲しい思いをすることがしばしばあります。
家の横にあるイチョウの樹は毎年大量の葉を落とし、
葉を微生物が土に変えてまたそれを樹木が使うといったように循環していると思うのですが、
落ち葉を嫌い、「樹を切れ」といってくる人もいるのです。
1本の大樹がかかえている生物がどれほどなのか(菌類などもふくめて)
二酸化炭素をどれぐらい吸収してくれているのか、
その体で木陰を作り地熱をどれぐらい下げてくれているのか、想像もつきません。
イチョウは1000年以上も生きるといわれています。
1000年の間どれほどの恩恵を生物に与えるのか、途方もない話です。
そんな大先輩の樹木を「殺す」なんてできません。
ただ都会で生きる樹木はヒトと共存しているために、ある程度刈り込みが必要なことも事実です。

家のイチョウも枝が伸び、嵐が来て窓を突き破る可能性もあり、
幹に余計な枝が生えて葉が蜜になってきたので、思い切って「散髪」をすることにしました。
野生の中でのびのび好きなだけ枝葉を伸ばせるのがベストなことはわかっているのですが、
人力で刈り込みができる限界が近いとの職人さんの言葉もあり、
さっぱりしてもらうことになりました。

かな~りさっぱりしました。
公園に隣接しているので、このサッパリ感がよく見わたせて、
中学生らしき女の子に、「環境破壊者めっ!」という目で見られてしまいました(泣)
2021-02-27 Sat
いつの間にか穴ぼこを残して消えた植物を取り戻す気分でその種類の小さな苗を主に植えてきましたが、
以前から欲しかった草木なども同時に植えています。

モッコウバラ(黄)は実家の建物の北西の角へ
Ogi一押しの花で、もうすこし土になじませたら、支えをつけて壁に這わせようと計画中です。


キンモクセイ(四季咲き)は1本はサクラの老木下の北東側へ
もう1本は庭北東の隅へ植えました。
(四季咲き)という種類を最近まで知らずに、ギンモクセイを探していた最中に
同じ売り場で見つけて速攻購入してしまいました(笑)
色も香りもギンモクセイとキンモクセイの中間で優しい雰囲気です。
ギンモクセイ&キンモクセイは落葉しない植物の中でも、
虫が少なく、香りも良いのでmie一押しの樹です b
(ただし!大きくなります!!)

ナンテン(白)は実家の東側壁沿いに植えました。
庭には何か所かナンテンが生えていて、葉色が赤まじりのものばかりだったので、
少し変化が欲しくて購入しました。色がさわやかで気に入っています。
ナンテンといえば、玄関脇にあるナンテンは3mほどの大株に成長しています。
写真の白ナンテンの隣に映っている鉢にも別のナンテンが生えているのですが、
これは葉が上の方にしかついておらず椰子の樹状態で、
根は鉢を貫通しているらしくまったく動かせません。
根が生えて(!)動かせなくなった鉢は他にもいくつかあって、
どうするかを検討中です。

マンリョウ(白)はサクラの老木の南側足元へ
マンリョウもナンテンと同じで赤い実がつくものが庭に結構生えているので、
もの珍しさで色違いを購入しました。
最初は沢山白い実がついていたのですが、植えるとすぐに鳥が食べてしまったようで、
実がなくなってしまいました。
マンリョウの実は冬の間、鳥たちの大事な食糧になっているようです。

トキワマンサク(咲き分け)はウメの南側へ
購入した植物たちの中でも現在最小!高さは10cmほどです。
(実はもう少し大きいと思っていました(笑))
個体差はあるということですが、白と桃と赤の花が咲く予定で、
ちっちゃいながら、ちゃんとつぼみがついている優等生です。
踏みつけ防止のためにガードをつけました。
こんなに小さいのに、目隠し要員として大きくなってもらう予定です。
一緒にがんばっていこう!
2021-02-26 Fri

庭から姿を消した植物たちを購入しようと探し回っている時の事です。
コロナ時世であまり遠出もできず、
ネット通販と、近所のホームセンターが植物たちの主な購入先になっていました。
ふとOgiがオオデマリも植えないか?と尋ねてくるので、
オオデマリは庭にあったかしらんなどと考えていると、
Ogiにはこのホームセンターの植物売り場に
ずっと気になっている鉢があって、それがオオデマリであるというのです。
もう何年も前から「連れて行ってくれー」と言われているような気がすると・・・
その場所にいくと、そこには1.5mほどに成長し不自然に枝が伸びた、
いかにも具合の悪そうなオオデマリが!
もちろん喜んでお庭に迎えようということになりました。
そのとき対応してくれた販売員さんもそのオオデマリの事は特に気にかけていたらしく、
販売員さんがこのお店に配属されたイベント時にこのオオデマリはやってきて、
今日まで売れ残り、(4年~5年も売れ残っていたことになります!!)
やっと旅立つのをとても喜んでいました。
(お値段のほうも大幅割引していただきました!)
このオオデマリに声をかけられた(!?)Ogiの苗字は荻〇
オオデマリを最後まで見守った販売員さんの苗字は萩〇さん
○○の中は同じ漢字が入ります。
萩も荻も植物ですし、なにか縁があったのかも知れません。

オオデマリは東側簡易門の近くへ
枯れ枝は多そうなものの、芽がふっくらとしてきました。
元気に新芽が開いたらあのときの販売員さんに写真付きで報告しようと思っています。
2021-02-26 Fri
庭から消えた種類の樹木を植えていきます。
ギンモクセイは道路からの目隠しを兼ねて南側簡易門の近くへ
もともとは2m以上に育っていたのでしっかり目隠しの役割をしていたけれど
このルーキーが戦力になるのはもう少し先になりそうです。

コデマリは南側メイン門の内側へ
門の外側へふわっとコデマリが流れ出るのを期待して植えました。
もともとは裏庭の中に大株があり、いつのまにか消えていたので
盗まれたのか枯れてしまったのかは定かではありませんが・・・。

アセビはサクラの老木の足元へ
アセビはもともと東側のメイン門近くに大株があり、
業者が駐輪場を作った際にジンチョウゲの大株と一緒に切ったか持ち去られたようです。

ヒュウガミズキは栗の樹の木陰へ
こちらの低木もいつのまにか消えていたので枯れたのか・・・それとも?

モミジはもともとシュロがあった玄関横に植えました。
シュロは2階の屋根に到達するほどの高さがあり2本生えていたものが、
切り株も残さずに忽然と消えていました。
モミジは庭に2本残っていますが、もう何本かあったような気がしています。
東側道路の塀沿いにもう1本はあったはずです。


ツツジは(赤)(紫)(白)は記憶にしっかり残っているのですが、
他にも消えている可能性は高いです。
今回は色違いのものを購入して植えました。
(青)は足元がスカスカになっている大株ツツジの下へ
(ベビーピンクのふちがついている白)は柿の樹の木陰へ
庭全体からしたら50%ぐらいの樹木が抜かれていると思われます。
手口は
・工事をした際にどさくさに紛れて抜いていく
・畑を作らせて欲しいといって実際に畑を作りその際に抜いていく
または、抜いた穴の上で畑を作る
(毎日水やりに来るのでその際にいろいろチェックしていたようです。
いつも庭にいることになるので怪しまれない。)
最初のうちはどこからか別の植物をもってきて交換で植えたりもしていたようですが、
(大株のツツジと元気の無いツツジを交換など)
大丈夫と思ったのか最近は段々大胆になり、大穴を残すほどに・・・・。
あなたの庭に畑を作らせてくれないか? などといわれたら要注意です。
2021-02-26 Fri
だだ広い空間が多くなり、庭全体の印象がすっかり昔と変わっていたので
この際、もとの場所に植物を戻さずに、リデザインすることにしました。
大まかに植物の根を踏まないような管理用の道を決めて、
庭から姿を消した購入済みの植物を植えていきます。

ロウバイは庭中央あたりの反日蔭の場所へ

レンギョウは公園境の壁近くへ

ジンチョウゲとハナカイドウは東の道路側へ
ジンチョウゲはイヌマキの間に左から(赤)、(白)、(桃)です

ユスラウメはかわいい食べられる実がつくので
ユズやキンカンの近くの果樹エリアへ

ドウダンツツジは抜かれた場所近くの東側塀近くへ
(抜かれたものは白でしたが赤を購入しました)


ナンコウバイは果樹エリアへ
抜かれたものは白梅の2mほどの老木でした。趣があったので非常に残念です

ハナカイドウ(八重)は東道路側の中央あたりへ

スイセン(黄)は庭西側の角あたりへ
(スイセンは盗られて無くなったというよりは頭を切られていたようで、
芽吹き時期の現在(2021・02・25)
去年は出てこれなかったものが今年は1年たって元気を吹き返し
発芽しているものもあります!よかった!)
2021-02-25 Thu
樹々がまばらになって地面が乾燥しはじめた庭。まず抜かれて持ち去られた樹々達を戻すことにしました。
よく覚えていて、ちょうど季節が合って購入できるものから買っていきます。

左から
ロウバイ レンギョウ オオデマリ ジンチョウゲ(赤) モッコウバラ(黄)

ハナカイドウ ジンチョウゲ(桃・白) ユスラウメ ドウダンツツジ(赤) ナンコウバイ
ツツジ(青)

ハナカイドウ(八重) スイセン(黄) キンモクセイ(四季咲き) ナンテン(白)

キンモクセイ(四季咲き) ツツジ(白ふち桃) モミジ アセビ(斑入り白) マンリョウ(白)

トキワマンサク(咲き分け) ヒュウガミズキ

ギンモクセイ

コデマリ

樹高2mほどの ハナカイドウ
写真が無いのですがムスカリも購入しました。
抜き去られた植物たちは低く見積もっても40年以上は庭にあり、
購入した写真のようなこどもの樹ではありません。
時間を盗まれた気分ですが、また大きくなってくれるでしょう。
ハナカイドウは思い入れがあったので1本だけ2mほどのものを購入し、
(抜かれたハナカイドウは3mは越えた堂々とした花木でした。)
もとあった場所に植えました。穴ぼこがあるので植えるのは楽でした。

まだ購入できていないのは覚えているかぎりで、
ムラサキシキブ
ハナズオウ
エゴノキ
ユキヤナギ
アジサイ
盆栽用のミニシタン
シュロ
ブルーベリー
ショウガ
ヤマブキ
ヤマブキ(八重)
ツツジ(朱、紫等)
ツバキ
イヌツゲ
サカキ
サンショウ
モミ
カイヅカイブキ
スノーフレーク
スノードロップ
等
ツバキはまだかなり本数がありますし(チャドクガも怖い。)
カイヅカイブキはナシの病気の中間宿主らしく、巨大になる樹もあるので、
リストの全種類は復帰させないかもしれないけれど、
なるべく多くの種を見つけ次第庭に戻そうと思っています。
2021-02-24 Wed

母の知り合いの業者が好き勝手いじっていた庭の緑はひどい有様になっていました。



ゴミは放置されているのに、執拗なほど雑草はもちろんのこと、
球根などの花も同時に刈り取られ、低木下方の幹は傷だらけ。
腐葉土にするのか、落ち葉だけは綺麗に持ち去られ、何本もの樹木が抜かれて無くなっています。
以前は平坦だったのに、樹が抜かれた為ぼこぼこな高低差が出来ていて、
あちこちに落とし穴のような穴ぼこが!


(ちょっと解りにくいですが穴ぼこです)
裏庭はもともと植木屋さんだった亡き祖父が大事にしていた場所で、
ほぼすべての草木が樹齢50年以上の樹木でした。
亡き父がクリスマスに買ってきてくれた2階ぐらいまでの高さまで育っていたもみの樹も無くなっていました。
多分毎年落ち葉も持ち去っていたのでしょう。
落ち葉の不足と木が抜かれて空間ができたために、
日光が当たり、土が乾燥しはじめていました。
「土」というのは植物があってはじめて「土」になるそうです。
裏庭の土はもう少しで「土」ではなくなる寸前でした。
門には施錠し、セ〇ムの監視カメラをとりつけました。
それでも、持ち去られた植物たちは戻りません。
もう少し注意をしていたらと、悔しい気持ちでいっぱいです。
地球規模で見たら、A地点からB地点へ移っただけ・・そう思うしかありません。
2021-02-04 Thu
最初にやりたかったのは井戸まわりの修理でした。井戸はちょうど実家の敷地の南側、今の住まいの北側にあります。
昔このあたりでは
何十世帯の家族が潤うほどの水量の
「大井戸」と呼ばれる共用井戸を地域住人で使用していたらしいです。
うちにある井戸は「大井戸」ではないですが、
「大井戸」が姿を消し、水道が完備された現在でも生きています。
ここ数年では出入りの業者が使うぐらいで、あまり活用されていませんでした。
井戸本体にはボルトが打ち込まれ、そこからヒビが生じていました。
ポンプはかなり年期の入った枕木に固定されていて、
枕木と古くなったコンクリート蓋の間にはけっこうな幅の隙間があり、
夏場には大量の蚊が沸き上がって来ます。


井戸上の雨よけ屋根とポンプは比較的最近交換&設置されたようでした。
ただ、水の出るノズルが、建物の軒に打ち付けられた木製の柱に連結されていて、
水をくみ上げるたびにその振動が屋根に伝わり、屋根が震え、きしんだ音もします。
そのままで使用し続ければ屋根まで壊れそうです。
水受けは下水へ接着されておらず、2つのブロックを足がわりにして
宙に浮いた状態になっています。
水受けの排水口から落ちた水は、下水管めがけて上から降ってくるのですが、
下水管に全部は入りきれずに飛び散ってしまいます。
まわりは土なので、足元は泥まみれです。
井戸本体の安全性を高め、使い勝手もよくし、
ヨーロッパ田舎調のかわいい井戸にして、水受けもそれに合わせてリニューアルしたい。
庭で作業する時に長靴で水受けに入れるような形が希望です。
井戸専門という業者さんに相談することにしました。
8月に連絡をして下見にきてもらいました。
うちの井戸は深さは9mほどで、上から3mのところまで水があるらしいです。
6mの水量があるので、優秀な井戸ということでした。
見積りを出してもらいましたが、結局井戸本体のコンクリート交換と
屋根の撤去という事になりました。
工事は11月になってしまいました。


ひびわれは解消されました。かなり安全性は高まったはずです。
使い勝手とデザイン性はまだまだです。